コミュニケーション力 齋藤孝 著



コミュニケーション力 齋藤孝 著

図書館で見つけた「コミュニケーション力」という本を読みおえた。
 なぜ、こんな本を読んでいたかというと1つにはやはり自分のコミュニケーション能力の無さに何かヒントでもなればというのもあったが、もう1つには物語を作るのに弁証法というのが役立つというのを知って図書館のパソコンで弁証法というのを検索してみたらこの「コミュニケーション力」というのが引っかかった。
自分がコミュニケーション能力が低いと日ごろから気にしていたこともあって一石二鳥になればと思い借りることにしました。
 はじめのほうはすごく興味が引かれる内容で面白かった。が物語を作るヒントとしてはあまり関係なかったようだ。

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この本で面白かったこと
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 コミュニケーションとは「意味」と「感情」をやりとりする行為である。一方通行で情報が流れるだけではコミュニケーションとは言わない。TVのニュース番組などはコミュニケーションとは言わないでしょう。

意味と感情を軸にして座標を考える
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●Aゾーン
 コミュニケーション良好のゾーン

●Bゾーン
 情報交換はやりとりされているが感情はやり取りされていない状態。
 この状態の時は意味の取り違いがおこりやすいので共感し合いしっかりと意味がお互い正しく理解していることを確認する。そのためいに感情のやり取りが必要である。
 意味を取り違えばどんな仕事でもトラブルは起こる。

●Cゾーン
 感情のみやりとりするコミュニケーションである。家族や恋人同士のような関係において重要である。

 例1) 喫茶店で隣り合わせたカップルがどうでもいい話題で盛り上がっているのを聞いているとばかばかしい気持ちになる。それは会話に大した意味が無く感情がやり取りされているからだ。恋人同士という関係において意味を常に生産していくという関係が求められているのではなく感情を確認し合い強固にしていくことが重要である。

 例2)初めて一緒に仕事をすることになった関係では食事を共にするケースが多い。情報のやり取りだけならばBゾーンで事足りる。会議で十分確認はできる。食事を取るのは一見無駄なようだが、ここでは感情のやり取りがされるのである。お酒を飲みリラックスすることで会議の時には出なかった人間性を理解しあう。

●Dゾーン
 コミュニケーション不全ゾーン。戦争状態。絶交状態
お互いの意志を聞きあい、相互に調整することを放棄した状態である。感情的にも憎しみ合うだけで向き合ってやりとりの無い状態。


自分は実際に仕事場でBゾーンとDゾーンを体験していると思った。
しかもAゾーンと、Cゾーンが極端に少ないという。かなりコミュニケーション不足ということが分かった・・・
この本が役立てばいいのだが、性格はなかなか変えられない・・・
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comment

Secret

僕も人のことをいえたものではありませんが
コミュニケーション力をつけるには下手でも良いので
人といっぱい話すことが大事だと思います。
対立などが起こる恐れを抱いてしまいますが、
それが一番良いと思います。
僕もコミュニケーション力があまりないので・・。

自分はコミュニケーション能力が低いと感じているんですが、それほど引け目を感じてはいないようです。それは、ほとんどの人がそう感じているようだと思うようになったからです。
最近は日本人全体が特にそういう傾向になってきているようだとも思っています(自論)
何とかコミュニケーションがうまくとれるようになればいいのですが・・・

面白い物語をつくりたいと思ってシナリオの本を読んでいて思ったことなんですが・・・
(完全な自論で思い込みかも)

かなり臭すぎるんですが本当に「幸せ、人生の目的」、いえ、自分が今求めている「欲求」とは良い人間関係を築くことにあるのではと思うようになりました。
自分が今まで面白いと思った作品はすべて、その物語の中で良い人間関係を築き上げていく、よい人間関係の中にいるように感じました。
 つまり、登場人物が理想的な人間関係の中にいるか、または、すこしづつ築いていき、クライマックスに完成するような物語を作ればいいのではと思ったんです。
 自論ですが・・・

冷静になってみて、ちょっと、書いたことが恥ずかしくなった・・・

この本で特に面白かったのが「喫茶店のカップルの会話に意味がない」ということでした。
自分はよく本を読みに喫茶店に行くんですが、カップルやおばさんたちの耳に入ってくる会話がばかばかしいなーと思うことはあったんです。でも、感情のやりとりをするというちゃんとした意味があったんですね。これには目から鱗でした。これからはバカにしないで気にしないですみそうです。

コミュニケーション力 齋藤孝 著

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座右の銘・面白かった・発見!
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●コミュニケーションは世の中を生きていく重要な手段であると同時に生きる目的そのものである。
 私たち人間はコミュニケーションしたいという欲求を強く持っている。コミュニケーションし感情を交し合い考え語り合うそれ自体が人生の目的である。
深い永遠の愛ばかりが人間にとって必要なものではない。気持ちを軽く伝えられる存在。何かを見ていいなという感情がわいたり何かを食べておいしいなと思ったりしたとき

にその感情を分かち合う相手が欲しくなる。
私たちは気持ちを誰かと伝え合いあれこれ話をしなければならない存在なのだ。

●ペット
コミュニケーションの相手は時に人間でなくとも構わない。犬は人間のコミュニケーション欲を充たしてくれる重要なパートナーである。


●仕事のやりとりで一見、情報だけを交換しているように見えるときがある。そういった状況でも感情面に気を配ってコミュニケーションをしている人とそうでない人とでは

仕事の効率や出来、不出来に違いが出る。人は感情で動くものだ。情報交換をしているときでも同時に感情面での信頼関係を培うことのできる人は仕事がスムーズにいきミス

もカバーしやすい。
 トラブルが修復修復不可能になるまでなるときには必ずといっていいほど感情の行き違いがある


●ディベートの乱用の危険性
国会の質問と答弁でも相手の質問の意図をわざと取り違えたり曖昧にぼかして答弁するケースが多く見られるがこれは意図的に焦点をぼかしているケースだ。こうした技術は

たしかに社会のある場面(裁判とか)では求められることはある。
 しかし、普通の仕事場ではこのようなディベート能力は必要ない。相手のいい間違いをうまく利用したり論理をうまくすり替えて議論を有利に運んだりすることは仕事の場

面ではさして意味がない。相手をやりこめたり騙してするような仕事のやり方ではあとでトラブルが起きる。
 本当に求められている能力は相手の言いたいことを的確につかむ能力である。さらに出来れば相手がすべて言葉で表現し切れない事柄まで想像力や推測力で掴み取り「おっ

しゃりたいことは・・・ということではないでしょうか」と提案する力が欲しい。


●世間話(せけんばなし)
お天気の話から入りとりとめも無い世間話をする。そうすることでお互いに素知らぬふりをしているよりはずっと気持ちが楽になる。一緒の空間にいて相手がそこにいること

は分かっているのにあたかも誰もいないかのように振舞う-----そうして気まずい空気をすごすよりはさっと世間話をして気持ちを交し合って別れる。そのほうがずっと気分が

いい。


●たいていの人は「自分の話に意味があまりないのではないか」という不安を持っている


●メモ(ノート)はその取っている時に、こそ役立てるべき
メモはあとで見直すためにとるのが主たる目的ではない。その場の対話をクリエイティブにするためにこそメモは必要なのだ。何か1つでも新しい意味やアイディアをその場

で生み出すこと。これを目指しメモを取る。
そうした意識を強く持ってメモを取っていると自分でも思いがけないことを思いつく可能性が格段に高まる。

●捕まえるべき魚
メモは相手の話を記録するためだけに取るのではない。自分の頭の中で思い浮かんだことこそが重要だ。話の多くは忘れてしまう。しかし、自分の頭の中で思い浮かんだ重要

なアイディアには価値がある。それが捕まえるべき魚だ。取り逃さないように網をはり魚を獲得する。

いろんなコミュニケーション方法の解説が載っていますね。
じっくり読んでみます。
『ディベートの乱用の危険性』というところは
空気の読めない人や空気を読めているが
あえてふざけている人に見られますね。
特にその場しのぎでやっている人は。

『捕まえるべき魚』
メモをたまにとりますがつい忘れていることや
突然重要なアイディアがひらめいたときに
アイディアを書き留めておくかなり便利な道具だと思います。
実は学校でノートをとっているのは自宅で改めて勉強するため
にメモを取る。実は後からまた同じことを勉強したほうが
効果的だったりするような話も聞きました。
やはりメモは大切ですね。
とり忘れ多いけど。orz

>実は学校でノートをとっているのは自宅で改めて勉強するため
にメモを取る。実は後からまた同じことを勉強したほうが
効果的だったりするような話も聞きました。

そうですね。復習というのは本当に必要な作業のように思います。
学生時代のころはただ、ノートを取るだけで後から見直したことなんてほとんどありませんでしが・・・
ソフト開発の仕事などをするようになって本当に仕事に必要なことを調べなければんらない事が出てきます。
どうしたら「自分は理解できるようになるのか?」と考えるようになりました。
 やはり理解したことについて常に考えるようにして、何度も何度もそのことについて考え続ける、すこしでも何か理解する手がかりがないかとか本で調べたりネットでしらべることかもしれないと今は思っています。
 常に考え続けて、疲れたらちょっと別のことをしてみて、それでもまた、理解したいことについては考え続けるとかしなければならないと実体験で思っています。あきらめないことなんだと本当に思っていますが・・・そう理解しているんですが、やはり疲れてくると自分にはこれは理解できないのではと思ってしまうんですね。きっとそれでもあきらめずに考え続けることが大事なんでしょう。

メモについては、自分も忘れっぽいのでメモは癖になっているんです。本を読んでもせっかく読むんだから何か得ようと思って面白かったこと、理解できたことなどをメモに取るようにしています。(このブログも何か分かったことを残しておこうと思ってメモがわりにしているんですよ)


『捕まえるべき魚』というところを読んでいてこれはブレーンストーミングのことを言っているようでした。本の中にもブレーンストーミングという言葉が出てきていました。自分が物語りがつくりたいと思ってシナリオの本を読んでいたのですが、どの本でもアイディア発想法としてブレーンストーミングについて必ず説明されていました。
 ご存知かもしれませんがブレーンストーミングはアイディアを出すために何人かの人で会議をする場合に思いついたことについて自由に語ってもらい、語ってもらったことに絶対に批判をせず、どんどん語り合っていくという以外に単純なことのようです。とにかく批判しないで頭に浮かんでくる事について語り、それから触発して他の人もアイディアを語ってもらる。質より量、下手な鉄砲数うちゃ当たる的にアイディアを発想することです。
 そんなんで、いつになったらアイディアがうまれるんだよ。と思いましたが、実際、論理的に考えて見たところで面白いアイディア、新しいアイディアは生まれにくいのではと「目から鱗」でした。
 論理的、理性的になればなるほど、面白い(突飛なこと)は考えられないとも書いてありました。なるほどなーと思いました。面白いことを考えるひとは案外、学校に勉強の成績とは関係ないようですし。論理的な発想は、答えが分かりきったことしか出てこないらしですね。これを垂直方向の思考といい、水平方向の思考をするように訓練が必要なのかと思いました。

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座右の銘・面白かった・発見!
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●コミュニケーションの理想形
相手と話している文脈は維持しながらも自分自身の経験知の深みに降りて行く、この2つの作業を同時に行う能力が対話力である。
 さらに、より高いレベルの対話は相手の経験世界にまで思いをめぐらせることだ。相手が自分自身の経験を振り返り微妙な心の感触を言葉にする作業を促し、それに添う。

自分自身に向き合う習慣のない人もいる。そういう人にはこちらからの質問によってはそうした人も自分自身の経験に深く入っていく。海中に潜ってアワビや真珠をとってっ

くる海女さんのように自分の経験世界にもぐっていく。そうした作業を助ける対話力というものがあるのだ。
 対話に参加しているもの皆、自分の経験世界に碇を降ろし一方で文脈の流れをつないでいる。それがコミュニケーションの理想形である。


●言葉にしにくい心の感触をあきらめずに辛抱強く持ち続ける
意味は心の感触とともにある。ちょうどいい言葉が見つかったとき「そうそう、ちょうどその言葉がぴったりだ」という感触を得る。先に感触があるのだ。何となく捉えたそ

の感触を手探りで言葉にしていく。言葉にしにくい心の感触をあきらめずに辛抱強く持ち続ける精神的な強さが深い対話をもたらす。



●家族
・家族はコミュニケーションする集団だ
・コミュニケーションすること自体が家族の中心的な目的だ
・共働きで経済的に豊かになってもコミュニケーションがなくなれば一緒に暮らす意味が感じられなくなる。これは好き嫌いの問題ではない。「家族という関係の本質に関わ

る問題」なのだ。


●響かない身体
鐘を突いたときゴーンと鳴り響くあの振動の感触がコミュニケーションである。話していて一番疲れるのは「身体が冷えている人」だ。表情が変わらず身体全体から冷たく、

かたい雰囲気を出している。一応言葉のやりとりはしているのだが「気」が通い合っている感じがしない。キャッチボールで言えば自分が投げたボールが返ってこない。もし

くは自分の投げたボールが届いた音さえ聞こえてこない。夜の湖に石を投げて音が返ってこない。そんな不気味さを会話の最中に感じることがある。これが「響かない身体」

だ。


●一冊の本
文章と文章は脈略を持っている。飛躍があるとすればそれはわざとやっているか書き手の能力不足かのどちらかだ。通常1文1文がそれぞれつながりを持って展開して行き最

終的には1冊の本が1つの意味の織物のようになる。文脈力のある著者の書いたものはそうなっているはずだ。書いていることがばらばらで全体として言いたいことがよく分

からないという文章は文脈力がないといえる。


●文脈力
文脈力のある人は話の分岐点を記憶している。したがって話の迷子になることはほとんどない。本流の話をしていてついい自分の言葉につられるままわき道にそれてしまうこ

とはよくある。自分で戻ることができればその本人は文脈力があり話の幅が広いということになるが自力で戻れなければ支離滅裂な話になってしまう。

・「ていうか」という人は文脈力がない。
・「全然話は変わるんだけど・・・」という人は文脈力がない。
 使われると不愉快になるだろうお。いきなり話題を変えられてしまうとそれまで私がはなしていた内容がつまらないと関心を持てないものであったといわれている気がする


●おしゃべり
主流(テーマ)のない会話をおしゃべりという。ストレス解消。女性が得意

●上手な話
話の本筋だけ話そうとすると話が単純になり反復が多くなる。広がりのないつまらない話になりがちだ。上手に散らしつつ、また本筋に立ち戻る「散らす」と「戻る」の2つ

の技を磨く。
プロフィール

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Author:syarekoube
しゃれこうべとあずいの2人によるブログです。
主にアクションゲーム制作について発表しています。
あと、数学の研究です。

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