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君たちはどう生きるか 吉野 源三郎 2回目を読んでいます from azui

「君たちはどう生きるか」。
今、2回目を読んでいます。
読み終えたら売ってしまおうか?と考えていますが値段によります。

僕はすごく面白い本だと思いました。

1)エンターテイメントとしても面白いと思います。

TVドラマを見ているようでした。文章もユニークでとてもわかりやすいです。イメージが沸きます。映像が浮かんでくる本です。著者のユーモアセンスも感じます。

2)「歴史の大きな流れというものから見た場合に人間がどう生きるべきか」という考え方も面白いと思いました。

P186 歴史の大きな流れ。あるものは、この流れに目をつけて・・流れを推し進めるどころか、むしろ逆行させる・・結局、一人の人間のなしとげることは・・・

3)「人間の心の苦痛についての考え方」が面白いと思いました。そんな発想はいままでありませんでした。
P252 同じように心に感じる苦しみやつらさは人間が人間として正常な状態にないことから生じて・・・
P252 人間が本来、人間同士調和して生きてゆくべきもの・・人間こういう不幸を感じたり、こういう苦痛を覚えたりするということは・・・


ただ、この本の別(裏)の見方も感じました。読み終わって解説のところを読んでいてそうかもしれないと思ったのですが。
このコペル君の親友を裏切ってとても苦しむ物語は、著者の体験から書かれているのではないか?ということです。そしてそれは、コペル君の裏切りなどとはとても比較にならないような苦しい経験だったのではないか?
この本の上級生たちが学校の風紀(?)が悪くなるから下級生たちを力で押さえつけようとしている状況などは、たぶん、著者が感じた日本が戦争に突っ走っていく当時の日本社会の空気をあらわしているようです。上級生たちは、当時の日本軍、政治家など当時の権力者(?)をあらわしているのではないでしょうか?戦争に向かっていく中、一般の人々の娯楽などを禁止したりして、みんなで一丸となって敵国と戦わなくてはならない。そんな状況では人々は自由を奪われていくのでしょう。そう想像してみると戦争の恐ろしさを感じます。好きなことが徐々にできなくなっていくのですから。好きな映画、音楽、本、マンガや・・どんどん、制限されていきます。発言も、考え方も自由を奪われていきます。戦争になれば、勝つために、いろいろなものを我慢なくてはならなくなっていくでしょう。そういう空気に絶対なっていきます。

そんな社会の空気の中で、著者はもしかしたら、親友を裏切らなければならない経験があったのではないか?

「自分の命を守るかそれとも、親友を守るか」

という恐ろしく苦しい選択を迫られた経験なのではなかったのか?
自分がもし、そんな、状況になったとき、やっぱり、親友、家族などであっても、自分の身を守るだろうとおもうのです。

想像ですが、ちょっと、そんな恐ろしいテーマも隠れている本の気がします。

from azui



君たちはどう生きるか 吉野 源三郎 読み終える
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しゃれこうべとあずいの2人によるブログです。
主にアクションゲーム制作について発表しています。
あと、数学の研究です。

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